(事故の直後)
Ⅰ 運転者について
接触などの軽微な交通事故でも事故が起きると当事者双方は興奮して激しく相手を怒ります。警察官が入る前の交通事故現場は一種の無法状態、この段階で言い合いをすると、強そうな方が言い勝ち、睨み勝つ傾向です。法律的処理へ繋いでいくために:
「大丈夫ですか? 申し訳ない。
先ず交通事故が発生したことを警察に連絡しましょう」と言って緊張を和らげる。
故意に交通事故を起こすものはいません。経験から言うと、思い通りでなく交通事故が起きて残念な意を表明する方が効果的です。
Ⅱ 歩行者について
多くの場合、歩行者は怪我をして病院へ運ばれていて現場に残っていません。
交通事故直後に現場で実況見分が行われるのですが、被害者である歩行者の立ち合いなしの実況見分になっています。
怪我の治療が一段落して動けるようになった時に、必ず被害者立ち合いの実況見分実施を警察に申し入れてください。
交通事故状況を正しく保存することはトラブル解決に非常に重要です。
(普段からの心構え)
Ⅰ カメラの設置
最近は運転席にカメラを設置することが手軽になりました。
交通事故および交通トラブル状況を保存することができます。
交通事故状況は、過失相殺の点もありますが、交通事故原因を知って正確に対処するために非常に重要です。
二 ナンバーを覚える訓練
普段から、相手車のナンバーを覚える訓練をすることは大変にいいことです。
通常は相手運転者の顔に注意が向きますが、運転者の顔つきよりも車のナンバーを覚える方が役に立ちます。感情的にならずに、冷静に落ち着いて、相手車の走行を注意して見る習慣が養われます。車は信号に従うといっても、うっかり運転、飲酒運転、精神異常運転等もあるので信用できません。
>ナンバーを覚えるコツをいうと、例えば次のナンバーを例にとると:
品川 300 さ 20-46
全部覚える必要はありません。全部覚えるのは困難であす。
最初の運輸局と、最後の番号を覚えると手掛かりになります。
「品川」運輸局 「20-46」下4桁 ※3桁のこともあります。
中間の「300」「さ」は、車の車種、自家用・事業用の区別を表すものだからあまり重要でない。車の形状を見ていれば大体わかるものです。
※スマートフォンで撮影しておくことをお勧めします。